FOUR EASY PEACES -2ページ目

KOOKS良い!

○この連休に購入したTHE KOOKSのニューアルバムの、

 「Mr.MAKER」と「ALWAYS WHERE I NEED TO BE」には

 本当に感動した。

 特に「Mr.MAKER」はポップマジックが宿った特別な瞬間を

 捕えた傑作。

 シンプルなロックンロールでもこの時代に有効な事を教えて

 くれた名曲になっていると思う。


○曽我部恵一BANDの新譜「キラキラ!」も良かった。

 基本的に曽我部恵一に駄作は無いと思ってるけど、

 音楽への誠実さが最もいい形ででた名作。

 声はかすれて、メロディは荒くなっているけど、

 年の重ね方が格好良過ぎる。


 日本のロックが、一瞬夢を見させてくれた”98年”から10年、

 ベンジーの才能は枯れ果てて見る形もなく、 

 チバは自己満足のBirthdayで落着き(今度のシングルの

 B面が、あの「オリーブ」なんて本当にがっかりだ。ROSSOで

 発表してくれると信じてたよ)、

 吉井和哉、林檎ちゃん、エレカシも軒並み駄目で電気も中途半端

 な復活する中、曽我部だけがずっと心に響く曲を書いてくれてる事

 に感謝。


○AIRの最新作「Nayuta」はやっぱり個人的にイマイチ。

 もう全然聞いてない。。。

 どこぞやのブログは誉めたけどウソだろ??


 本人は又、オーストラリアやニュージーランド行ってるみたい

 だけど、真剣に南国に行くのはやめた方がいいと思う。


 NYかロンドンに行って緊張感に包まれないと、このまま弛緩

 した作品を出し続けて駄目になっていく気がする。。。。

 10年前は最もソリッドなアーティストだったのに。。。


 

 

「Nayuta」

暗いアルバムだ。

アルバムとしての統一性は全く無くて、曲調はバラバラ。

歌詞カードもないし、やけくそなのか何なのか最初聴いた時は

ひたすら戸惑った。


AIR
Nayuta(初回)(DVD付)

このアルバムを冷静に評価すると突っ込みどころは限りなくある。


人のプロデュースはしているのに、自分自身のプロデュースは

できていなくて、佐野さん不在の影響で曲に躍動感が無くて、

最後の曲は「NERO」の焼き直しという、恐らくほとんどのファン

が駄作と感じてしまう投げやりな作り。


墓場に持っていくアルバムと、当時は本気で決めていた「Usual~」発売

から丁度10年。

車谷浩司の枯れっぷりに失望し、年を重ねる事の残酷さに悲しさを覚えた。



しかし、、、公式サイトで歌詞を見ながら聴いてみればだんだん印象が

変わってきたのも事実。

そう、このアルバムは曲調はバラバラだけど、テーマにはちゃんと

一貫性がある。


それは「喪失感」。

その視点で聴いてみると印象ががらっと変わる。


”もう一度会いたい あの日あの時の君がふりむいてハロー (Nayuta)”


”もう何も 何も無い ほら ここにあしたはない
 もうここに いる必要もない 理由もまったくない

 Walk this town さよならから 始まる日に

 Out of town さよならまた 何処かで(Janaica)”


”何から何まで全部壊れた もう2度とない 昨日までの日々は

 端から恥まで全部崩れた もう2度とない 美しく強き日々(Only Just)”


”もう2度と みえなくなった microcosm

 見えなくなるまでずっと ずっと ずっと

 手を振った(microcosm)”


何に対しての喪失感は本人にしかわからないが、

もがき苦しんでいる姿は伝わってくる。


もう昔のクールでスマートな車谷はどこにも見当たらない。

一人の35歳の人間がいるだけ。

(「Usual~」、「One」も暗かったが、洗練されていた)


しかし、だからこそ、このアルバムのいびつさは心にひっかかる。

必要性を感じない1曲目のインストや、イントロが無駄に長い「Have fun」、

「Only Just」の雑さ、「Microcosm」の「NERO」感。全てが、今の車谷には

必要だったのではないかと邪推したくなる。


通して聴く事は少ないかもしれないけど、このいびつなアルバムを自分は

ずっと聴き続けるだろう。

そして次のアルバムも楽しみにしてる。


シベリア帰りのRainbow Surfer。

sherbetsの新曲「Rainbow Surfer」が凄い事になってる。


遂に極寒の冬を越えて、眩しい春を迎えたsherbetsというべきか、

初期ドアーズばりのサイケデリアが狂い咲いた名曲というべきか。。


ここ5年ぐらいの浅井健一の活動に失望を抱いてきた自分に

とって、ベンジーがまだこんな名曲を書ける事にびっくりしました(泣)


福士さんの鍵盤が素晴らしいし、外村さんのドラムも最高。

ベンジーが好きな、スクエアじゃない、丸い優しい感触のドラム。

やはりsherbetsは凄い。


PVの出来も曲にぴったりで痺れる。

(ネットであたれば観れるので是非。。)



ベンジーやAIRや曽我部恵一みたいな、昔から自分が

好きなアーティストが未だに、素晴らしい曲を届けてくれるの

には、ほんと感謝してもしきれませんわ~。

(曽我部の新曲、UAの「甘い運命」とイントロが同じ(笑)の

「魔法のバスに乗って」もほんと最高!)

カップリングの「Holy Sorry」絶対支持。

久し振りの更新ですm(__)m


そして、やはり書く事はAIRのNEW SINGLE

「Have Fun」について(苦笑)


AIR
Have Fun

で、、、、聴いた感想なんですが、

とにかくカップリングの「Holy Sorry」が素晴らし過ぎる!


この曲は2007年版の「Today」じゃないか!!


昭和歌謡+初期ウィーザーを引用した変則的な組み合わせ

(だけど最高にハマってる)は、Todayを思い出さずには

いられないし、ギターの音色及びソロ部分も完全に当時の匂い

を再現してる(苦笑)

1997年当時の音源と言われても不思議じゃない(爆)


聴いていて懐かしくて、でも全然この方向性は古くなってなくて(!)、

メロディが飛びきりいいこの曲を、2007年に車谷が書いた事実に

半泣き寸前。


「Surfriders」といい、「Holy Sorry」といい、車谷は本気で過去

の自分の焼き直し作業に入っている。

しかも、車谷というアーティストは他人の曲を拝借するときは

原曲を超えるという荒業で生き抜いてきただけに、自分の

曲を拝借してもやっぱり凄い。。。

次のALが楽しみです。


ただクリスマスな雰囲気も漂わしていて最高な1曲なのに、

何で標題曲に持ってこないのか理解に苦しむ(笑)



「Have Fun」に関しては某PV置き場で散々聴いていたのですが、

感想としては、ライブでは映えそうな無難なパーティーチューン。。。

何回聴いてもピンときませんでした(泣)

プライマルの「ロックス」を雛形に車谷流にメロディを

つけてるんですが、車谷にこの方向性はあってないと

個人的には思ったり。。




とにかく、ちょっと年月が流れ過ぎて、色々しんどくなってきたなあ

と思い悩んでいただけに、スコーンと打ち抜かれました。。

もうちょいがんばろう。。

「君とオートバイ」

・今回は石田ショーキチのアルバムが素晴らしすぎたので、

 スクーデリアの1st以来の傑作「LOVE YOUR LIFE」について

 書こうと思っていたのですが、それ以上(?)

 に衝撃を受けた曲に出会ってしまいました。。

 それはまさかまさかのPUFFYのアルバム。。。


 

PUFFY
honeycreeper

タワレコで色々試聴していた時に、そういや吉井和哉が

民生繋がりでPUFFYに楽曲提供していたなあと思っていたので、

試聴してみようと思ってコーナーに行ってみたら楽曲提供者

の中にチバユウスケの名前が!!


PUFFYとチバって接点ないだろう、TERU→ウエノ→キュウ→チバ

繋がりぐらいかなと邪推しながら聴いてみたら、これが半泣き寸前

の名曲!!


この前でた、チバのバンド、Birthdayの2nd「TEAR DROP」は

名作で、特に2曲目の「プレスファクトリー」は、チバが40前に

して辿りついた、穏やかでとても奇麗な世界が展開されいて

着地点として見事だと思った。


ただ、チバが持っていたポップなメロディーメイカーの才能は、

もう前に出てくる事はないのかと寂しくもなっていたのも事実。。



ところがこの曲はなんなんだ!!もう曲がポップで、蒼くて

歌詞も最高で、聴いていて衝撃で思わず震えてしまいました。


それから試聴を10回程リピートして、自分がまだ音楽でこれほど

感動できたことにびっくりしつつ、PUFFYのアルバムを持って

レジに向かってました。この曲だけで3,000円の価値あると

思いました(笑)


「君とオートバイ」はチバが職業作曲家としても充分やっていける

事を見せつけた新境地の傑作。

チバは本気出せば、こんな名曲をあっさり書けるんだと

痛感させられた。やっぱこの人すげーわ(笑)


ROSSOの1stが好きな人は激マスト。

「モンキー・ラブ・シック」の続きの世界が鳴ってます。



他の作家陣もいい仕事してて、マーシー、山中さわお

が名曲書いてます。

ただ吉井和哉曲はイエモンのシングルB面に入ってそうな

曲だった(それはそれで涎もんなんだけど(笑))

もうすぐ大好きな秋だ。

お久し振りの更新です。

こんな更新無しのどんどん駄目ブログと化していくのを少しでも

覗いてくれている方、本当に感謝ですm(_ _)m。


さてこの9月はあり得ない程のリリースラッシュで、

吉井和哉、Birthday、横山健、KREVAと財布が嬉しい悲鳴をあげて

いるのですが、今聴いてるのはなんだかんだ吉井和哉の新譜。


前作「39108」が完璧に吉井枯れすぎたなあという、寂しさを感じる

作品だったのであまり期待していなかったのですが(初めてだ)、

今作は吉井和哉の新しいファンキーグルーブが堪能できます。


2曲目から4曲目までの流れが最高。音が完璧に洋楽の音になっていて

イエモン時代から遠い所にきたなあという感じですが、格好良過ぎです。

特に10曲目の「バッカ」は名曲過ぎて久々鼻血が出ました。

40歳で新境地を開けるメジャーアーティストを吉井和哉以外に僕は知らない。

だから吉井ファンはやめられない。

イエモン嫌悪していた人にも聴いてもらいたい1枚。


・そうそう、今年のサマソニ大阪1日目行ったのですが、マニックス

 最高だったな~。

 名曲のオンパレードで泣きそうになりました。

 前の方で恥ずかしそうにユニオンジャックの旗を振ってたカップル

 眩しくて素敵過ぎた。


 斉藤和義もめちゃめちゃ声出てて、新曲の「ベリーベリーストロング」

マジ震えた。

 公私含めてプライベートどんづまりの自分ですが元気もらえました。

 ヤノカミ、Pillowsも良かったなあ。


・曽我部恵一の新譜「blue」はどんどん良くなってる。夏の終わりに聴くと

 心に響く響く。

 SNOOZERのインタビューでも言ってたけど、ソロになってからの

 現場に下りてきてDIYでやっている曽我部は本当にいい感じだと思う。

 次の単独絶対行きます。


他の音源も早くチェックしたい。

・もはや最近は、AIRと曽我部恵一と、吉井和哉とチバとGreat3組の事

 しか書かない偏ったブログと化していて、もう自分は新人に反応する

 ことはないのかなあと寂しく思っていたら、きたこれ。50回転ズ。

 久々脳みそ痺れました!

ザ・50回転ズ
50回転ズのギャー

 本当めちゃくちゃ格好いい。


 ボーカルスタイルは尖っていた初期のハイロウズ時代のヒロトに酷似

 していて、歌詞はさすがにヒロト程のシュールリアリズムには至って

 いないのですが充分、充分。 


 そして何より特筆すべきはギター音。

 本当この時代に出てくるべきして出てきた、マーシー+アベフトシ+

 ルースターズ時代の花田 裕之と暴動(笑)を足して割った感じのギター。


 もう本当1~3曲目と10曲目が最高。5曲目と13曲目のカバーもいい感じ。

 ライブが見た過ぎる。

 しかしこういう新人バンドが出てくると、クロマニヨンズの存在意義が

 危ないなあ。。

 

この夏一番の優しい音色。

・UAの新譜が本当にいい。

 中でも朝本浩文作曲の、6曲目「Love scene」は出色の出来。

 メロディが良過ぎて、休日も会社の行き帰りもずっーと

 リピートしっぱなしで止められない。


 今はひたすら、久し振りにポップフィールドに帰ってきてくれた

 このアルバムに浸っていたい、そんな気分。

 

UA
Golden green

 

 

試聴コーナーが混んでいたのがなんだか嬉しかった。

・買いました。復活スマパンのNEWアルバム。

 ジャケの滑りっぷりが気持ち良過ぎて、さすがビリーと

 心の中で拍手してしまいました(笑)

 

スマッシング・パンプキンズ
ツァイトガイスト

しかーし、音の方はかなり、「メランコリー~」期の

爆音ギターのスマパンに近い!!

元スマパンファンの人は買って損しない一枚かと思われます。


ただ、やっぱり音が完全10年前の音で懐かしい。。。


だから、ちょっと前に買ったホワイト・ストライプスの新譜で

2007年の最新型を見せつけられた自分からすると、

この新作はスマパンのニューアルバムではなく、

「メランコリー~」期のアウトテイク集「ZERO」の続編

と思い込んで、聴くのが正解と思ってます。


・それにしてもホワイト・ストライプスの新譜は凄すぎた。。

 今までは、そんなに熱心なファンではありませんでしたが、

 この1枚は完璧度肝抜かれました。

 ジャックのギターは壮絶の一言。

 現代のジミー・ペイジ?ジョン・スクワイア?と思わされる、

 ネチッこくて想像性豊かなフレーズに痺れっぱなしっす。


Great2ばかりで中々Great3にならないけどそういう時代。

・今日たまたま”僕らの音楽”を風呂あがりにみていたら、

 ラブ・サイケデリコが出てた。


 対談相手がオノ・ヨーコだったんで、そうだよなあ、

 なんかこういう人達って、オノ・ヨーコとかロック・レジェンド

 好きだよなあと、ちょっとシニカルに見てたら、話が終わって、

 曲が始まったんだけど、バックが高桑圭と白根賢一でびっくりした!


 2週間ぐらい前、NHKの佐野元春特集もたまたまみてたら、ベース高桑圭、

 ギター深沼元昭(元プレイグス)、コーラス片寄明人でびっくりした

 ばかりなのに。。

 最近のGreat3組の露出振りには本当嬉しくなってしまう。

 

 高桑圭は全身白のスーツ、長身でコーラスする様が超クール!

 さすが、ソロのカーリージラフ を口コミで1万枚売った男だ。

 (2nd早く買わないと(焦))


 そして自分の中では「バナナ」を書いたというだけで尊敬している

 メロディーメイカー白根賢一のドラムも さすがの貫禄。

 完璧、主役をくっている粋な脇役振りが痛快だった。

 でも主役のラブ・サイケデリコも新曲”Freedom"も予想外に良くて

 レンタルしようって思いました。


・あ、先々週見てきた「大日本人」と、先週嫁に強制的に連れて行かれた

 「舞妓 Haaaan!!!』の感想も近々書きます。

 (「舞妓 Haaaan!!!」の方が全然面白かった。。複雑。。)


・DRAGON ASHがベスト出すみたいだけど、降谷健司はベスト出すとき

 は解散だみたいな事を、昔どこかで言っていた気が。。。


 確かに、最新アルバムはリスナーの方向見ていなくて、ラテン風味が

 強すぎる一枚で売れ行きも芳しくない、複雑な結果だったけど。。


 降谷健司も好きなAIRのNEWシングル「SURFRIDERS」聞いて

考え直してくれ!

 (←でもたぶん解散は勘違い(笑))